[神戸新聞] 「震災10年 神戸からの発信」閉幕

同事業は昨年十二月にスタート。被災者が全国の都市を行脚して感謝を伝える「市民のかけ橋」や教訓を語り継ぐシンポジウム、復興コンサートなど約千にも及ぶ事業を展開してきた。
この日は、同市の中央小と桂木小の児童による「しあわせ運べるように」の合唱で幕開け。ジャズ奏者の小曽根実さんや歌手の杉田二郎さんらのコンサートが続いた。毎年、復興コンサートを開いている平松さんは「犠牲を無駄にしないため、生きている自分たちができることをやっていこう」と呼び掛けた。
ばんばさんと女優の真野響子さん、矢田立郎・神戸市長による対談や、新潟県中越地震と福岡県西方沖地震の被災者らとのエール交換もあった。
最後は会場に集まった約一万人が「翼をください」を合唱。総合アドバイザーを務めたばんばさんは「震災からの復興はかけがえのない財産。気持ちを新たに前に進んでいきたい」と話した。
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/00044892sg200601041000.shtml