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[梶野秀樹 かじの素] ひとりごと 2010.2.14(日)

松浦亜弥さんのライブに行ってきました。
ファンクラブのイベントだったせいか、演奏曲もあたまの2曲くらいしか決めず、あとはファンのリクエストに応えるという、なんとも度胸のあるライブでした。
メンバーの譜面を見せてもらいましたが、まるでタウンページです(2kgはあったかな?)
直前までなにをやるかわからない緊張感からか、終わって楽屋に帰ってきた福長くんはすこし老けていました。
しかし、亜弥ちゃんは顔を輝かせるくらい元気で、「しゃべりすぎたー」って笑ってました。
1時間半で8曲だから、少ないのかもしれないけど、見ていたこちらは全然気になりませんでした。

ファンからの質問コーナーで、「どうしたら亜弥ちゃんのような子に育てられますか?」というのがありました。
亜弥ちゃんはおとうさんから受けた教えを語ってくれました。
門限を5秒遅れただけで、4時間家に入れてもらえなかった話。
3姉妹の長女だった亜弥ちゃんは、妹がいじめられた時にも、敵討ちに行かされた話。
自分が蹴飛ばされてどぶに落とされて泣きながら帰ると、正当防衛だから相手も同じようにするまで帰っては行けないと言われた話。
3歳の時から「空気を読め」と言われ、席次や食事に手をつける順序などを守ることを教えられた話。
子供の頃はそれが当たり前だと思っていたけど、大きくなって周りの友達に話を聞くと、かなり厳しい教育を受けていたんだなと、思ったそうですが、それでも、お父さんのことを嫌いになったことはなかったと言っていました。

初めて生まれた女の子。おとうさんにしてみれば、それはそれはかわいくてしょうがなかったことでしょう。
かわいいという感情で、その子をかわいがるのは当たり前のことです。
しかし、それは教育でしょうか?
教育とは、子供がひとりで生けるように、親が経験してきた様々な生活の知恵を教え、その子に自立の力をつけてあげることではないでしょうか。
「4時間も家に入れない」「敵討ちに行かせる」なんて、感情で見るなら心配でしかたない。かわいがるだけの気持ちならできないことです。
おとうさんは、子供のかわいい容姿だけに目を奪われず、その子の将来を見ることができたからこそ、あえて厳しく振る舞うことを自分に課したのだとおもいます。なかなかできることではありません。
そしてまた、亜弥ちゃんにもそれは単なる厳しさとして映るのではなく、ちゃんとその奥に優しさを感じていたと言います。
なんとすばらしい親子の暗黙の了解かと、感動してしまいました。

バレンタインデーに、なによりもの贈り物でした。ありがとう。
しかし、一番自分の脳裏に強く残った亜弥ちゃんの話は、「わたしは8歳(注)で立って歩いた」でした。
おとうさんの教育のせいなのか、はたまたもって生まれた彼女自身の旺盛な生命力のせいなのか、おそらくその相乗効果であったのでしょう。前々から不思議に思っていた、彼女の自立力の強さの源を、かいま見たおもいでした。

http://www.h6.dion.ne.jp/~chi-bass/hitorigoto/index.html

(注)原文のまま。実際は8ヶ月。
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