
映画初主演や上海での初ライブなど、初めてのことに多くチャレンジしたあややの最新アルバムが完成した。洋楽のカバーやセルフカバーに挑戦するなど、ボーカリストとして成長が感じられるほか、20才を迎えちょっぴり大人の魅力が感じられる1枚である。
気持ちのままに歌いました
―――この作品は、松浦亜弥さんのいろいろな面が見られるアルバムだと思うのですが、ご自身はどのように感じていますか?
【松浦】 タイトルどおり、ハダカというか素の私ですね。細かいことは何も考えず、気にせず、とにかく気持ちのままに歌いました。“私は歌が好きなんだ、歌うことが大好きなんだ~”ってね(笑)。
―――お気に入りの1曲を教えてください。
【松浦】 新曲の「dearest.」です。歌詞の<ミュールを低くした~>っていう部分が特に気に入っています。こんなふうに可愛い気のある女の子っていいなって。でも、こういう風になるのはなかなか難しい・・・。
―――今作では、セルフカバーにも挑戦されていますが、カバーをしてみて感じたこと、今だから表現できることは?
【松浦】 デビュー当時(14、15才)に歌っていた曲が多いのですが、その当時は想像でしか歌えなかったものが、デビューして5年、6年と経験を積んで気持ちのままに表現できるようになった部分かなぁ。
―――レコーディング中で、いちばん印象に残っていることを教えてください。
【松浦】 レコーディングスタジオですね。初めてバンドと一緒にレコーディングをしたんですが、マイクを持った私の前にはスピーカーがあって、ブースの中にバンドがいる。もう、これしかないですね。
―――DVDもかなり充実していますが、見所をちょっとだけ・・・。
【松浦】 ファン的にはどーなんでしょう?目線もなにもあったもんじゃない・・・。でも、普段レコーディングしている私の姿なんで結構好きです。
歌は言葉の壁を越える
―――上海ライブにもチャレンジされたそうですが、そのときの印象や感想を教えてください。
【松浦】 20才を目前にした最初のチャレンジでした。言葉という大きな壁はありましたが、歌って言葉は通じなくても心には通じるんですね。それを肌で感じることができました。
―――今年1年を振り返って、印象に残っていることは何ですか?
【松浦】 ライブですね。今年から生の楽器を入れたステージになりました。楽器の音と私の声とが合わさったときの感動が最高でした。なによりとてもファンの方々に喜んでもらえたことが一番ですね。
―――松浦さんにとって、歌うことの楽しさとは?
【松浦】 いちばん素でいられると思うんです。何も気にすることなく、誰を気にすることもない。ステージに立ってマイクを持てば、もう私の時間ですから(笑)。
―――松浦さんから、この作品の聴きどころ&ファンへのメッセージをお願いします。
【松浦】 どんなワガママにも付き合ってくれるアルバムですので、聴きたいときに好きなように聴いてください。私自身は、これからもっともっといろんな経験をして感じて、歌につなげていければと思っています。そんな日々変化していくであろう私を応援してやってください。
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